優先順位はあるの?

司法書士は権利や登記に関するエキスパート

医師が診療科目に応じて適切な治療を行うように、法律家も専門分野で異なります。弁護士は法律のオールラウンドプレーヤーですが、権利や登記に関するエキスパートは司法書士です。医師免許があれば内科・産婦人科・眼科など幅広く対応することが可能ですが、男性が腹痛になっても産婦人科へ行かないように、権利や登記に関することは弁護士ではなく司法書士に任せることが重要です。
従来までの司法書士は代書屋と呼ばれ、不動産登記や商業登記の代行が業務のメインでしたが、平成14年に司法書士法が改正され司法書士に簡易裁判所代理権と示談交渉権が認められてからは債務整理をメインに扱う司法書士が増えてきました。ただし、弁護士と異なり司法書士が行えるのは債権額が140万円以下の任意整理に限られ、自己破産と個人再生に関しては裁判所に提出する申立書を作成することしかできません。

働きながら受験勉強が可能

司法書士が行えるのは債権額が140万円以下の任意整理に限られていますが、債権額140万円は個別の債権なため、債権総額がトータル1000万円を超えていても司法書士が債務者の代理人として任意整理を行うことが出来ます。
行政書士は手軽に合格できる法律家として人気がありますが、主な業務は陸運局での名義変更のため、試験勉強での知識があまり活かされていません。国家資格最難関の一つである弁護士は、試験に合格しても必須の新規登録弁護士研修を受けなくてはならず、実務的なことはこの研修で学ばなくてはなりません。一方、司法書士試験では実務に則した出題がされるので、試験合格後直ぐにでも開業できるスキルが備わっています。そのため、司法書士事務所で働きながら実務を覚えて受験するのが効果的、学びながら人脈を作れるのが司法書士試験の醍醐味です。

© Copyright Practitioners Who Combine. All Rights Reserved.